服を減らすことを勧めるブランドは珍しいかもしれません。でも、Eternal Ivory Brookが一型十二着しか作らない理由は、そこにあります。たくさん作れば売れるかもしれない。でも、本当に必要としている人の手に届かなくなる。それは、服にとっても、着る人にとっても、良いことではないと思っています。

「着るものがない」の本当の意味

クローゼットに服が五十着あっても「着るものがない」と感じる人は多い。これは服の数の問題ではなく、自分が何を求めているかが不明確なまま買い続けた結果です。セールで買ったもの、なんとなく買ったもの、誰かに似合うと言われて買ったもの。そういう服は、着るたびに少し違和感がある。その違和感が積み重なって、「着るものがない」になります。

一着に時間をかけることの意味

当店のパーソナルスタイリングセッションでは、九十分かけて一着を選ぶことがあります。試着して、素材を触って、光の中で見て、座ってみて、歩いてみて。それだけの時間をかけると、「これが着たい」という感覚が明確になります。その感覚を持って買った服は、長く着られます。数千円の服を毎月買うより、数万円の服を数年着る方が、結果として出費が少ないことも多い。

手放すことと、手放さないこと

クローゼット診断セッションでよく見るのは、「捨てられない服」です。高かったから、誰かにもらったから、いつか着るかもしれないから。でも、三年着ていない服は、おそらくこれからも着ません。手放すことは、残った服を大切にするための行為です。一方で、何年経っても着続けている服には、理由があります。その理由を言語化することが、次の買い物の指針になります。

服を減らすことに興味がある方、クローゼット診断セッションもご利用いただけます。ご自宅へ伺い、一緒に整理します。まずはお問い合わせください。